ランディングページの重要性

「検索する」という行為に、そろそろ世の中の人が慣れてきた今日このごろ。
私たち人間の順応性とか学習力ってスゴイなぁ〜と思うのですが、


①キーワードを入力して検索する
②検索結果の一覧から臭いをかぎ分けて、自分の探している情報がありそうなページのリンクをクリック
③自分の求めてた情報か否かを判断
もし③でNOであれば②または①にもどってやり直し・・・


という一連の作業じみたものを一瞬のうちにできるようになってきております。


何が言いたいかというと、③のところでランディングページの設定にミスるといくらSEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)で順位が高くても、SEM(Search Engine Marketing:検索エンジンマーケティング)にお金をかけても意味ないよねーてこと。
何せ、一瞬で判断されちゃいますからねぇ〜。


前々回のエントリ
ランディングページやT&Dをきめ細かく設定しよう

でも触れましたが、LPO(Landing Page Optimization:ランディングページ最適化)もSEOと同様に非常に重要だということが認識されています。


で、SEMの場合、これには二つのステップがあると思うのです。


STEP1 現在のリンク先を見直して、サイトの中の一番最適なページにリンクさせる
→何でもかんでもトップページ!ではなくて、各属性に合わせてランディングページを設定したいものです。


STEP2 STEP1のリンク先が適正に設定されてからの話になりますが、たとえば目的の情報が見にくかったり、コンバージョンにつながる予約なり買い物かごなりにたどりつけないようなデザインだったり・・・ていうのを改善していく。


私の場合、一応STEP1については前々回のエントリのときに対応していたので、その次にSTEP2をやってみました。


改善したかった問題は、ある特定のサイトにリンクさせた時だけ、やけにCVR(Conversion Rate:コンバージョン率)が低いというもの。
理由なんてハナから分からないんですけど、「ランディングページをひと目見て、何のページなのかよくわからないのでは??」という仮説を立ててみた。
その仮説をもとに、ランディングページのデザインをより視認性の高いものに変更することにしてみました。


アメリカ 航空券」
の場合、とび先のページがアメリカのページってことがひと目みて分からないと、ユーザーは「自分の目的のページじゃなかった」とがっかりして帰っていってしまい、上でいうところの②とか①の検索ステップに戻ってしまいますよね。


なんで、アメリカってことをアピールするためにアメリカというテキストを随所にちりばめ(スパムにならない程度ですけど)、なおかつフォントの大きさを2px大きくして、なおかつ太字にしました。さらに、フォントの色も少し薄めのグレー(#666666)から黒(#000000)に変更。
そして、ロゴもアルファベット→カタカナのロゴに変更しました。
やっぱり日本人からは、アルファベットよりカタカナのほうが文字情報として瞬時に判断されやすい。って記事をどこかで読んだことがあったので。


コレら全て、仮説、いや想像にもとづいての施策なんで、結果がどうなるかはハラハラだったんですけど。


実施後4wが建って、結果を検証してみると何とCVRが0.84%から1.74%に改善しているではありませんか!


ランディングページだけに限りませんが、ユーザーをコンバージョンに誘導する導線の設計って重要だな〜。と感じました。